News & Topics 【開催報告】映画『五香宮の猫』特別上映会&トークセッションを開催しました

【開催報告】映画『五香宮の猫』特別上映会&トークセッションを開催しました

2026.08.19

東北大学統合日本学センターは、2026年8月6日(木)、せんだいメディアテーク 7階 スタジオシアターにて、ドキュメンタリー映画『五香宮の猫』の上映会およびトークセッションを開催いたしました。

  

■ 第1部:映画『五香宮の猫』DCP上映

想田和弘監督の最新作『五香宮の猫』の上映を行いました。瀬戸内海の港町・牛窓(うしまど)の小さな神社に暮らす野良猫たちと、それを取り巻く地域の人々の暮らしを捉えた本作を、劇場公開時と同等の映像・音響環境で上映しました。

■ 第2部:トークセッション&質疑応答

上映後のトークセッションでは、映画監督の想田和弘氏、プロデューサーの柏木規与子氏、京都大学のミツヨ・ワダ・マルシアーノ教授をお迎えし、本センターの魏然(ウェイ・ラン)助教によるモデレートのもとで議論が行われました。

トークでは、台本やナレーションを排した想田監督独自の「観察映画」の制作プロセスや、映像作品における「地域」の描かれ方について深く掘り下げられました。さらに、映画の舞台である牛窓が直面する高齢化や過疎化、地域コミュニティの連帯、そして野良猫や野生動物との共生といったテーマについて、身近な経験とも関連付けながら多角的な議論が展開されました。続く質疑応答の場面では、来場された市民の方々から作品表現への感想や、地域コミュニティの捉え方に関する様々な意見、さらには東北開催ならではの質問も寄せられ、活発なコミュニケーションが行われました。

 
 
 

本イベントは参加者募集の段階から大きな反響を頂き、盛況のうちに閉幕いたしました。終了後のアンケートでは、「ドキュメンタリー作品への認識が変わった」や「映画の見方に新たな発見があった」、「学術と社会の接続について学びがあった」といった声もお寄せいただいています。大学が取り組んでいる人文学・社会科学の研究と、身近な地域・社会課題との繋がりを市民の皆様と考える対話の場として、大変充実したものとなりました。

ご来場いただきました多くの皆様、並びに開催にあたってご協力いただいた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。

東北大学統合日本学センターでは、今後も多様な学術発信のイベントを企画してまいります。どうぞご期待ください。